北海道は「顔合わせのみ」が85.2%
ゼクシィ結婚トレンド調査2024 北海道では、北海道の回答者237人のうち「両家の顔合わせのみ行った」が85.2%でした。「結納と顔合わせの両方」が2.1%、「結納のみ」が0.4%で、結納を行った人は合計2.5%です。「どちらも行わなかった」は11.8%でした。
この調査から顔合わせ中心の傾向は読み取れますが、ゼクシィ会員を対象とした調査であり、すべての婚姻を代表する決まりではありません。また、結納を実施した回答者自体が少ないため、結納金や結納品の細かな数値は、北海道の確定的な相場として扱わない注意が必要です。
北海道の結納は家庭差を前提に考える
「北海道では結納をしない」と決めつけるのではなく、両家がどの程度の節目を望んでいるかを確認することが大切です。結納を省く場合でも、婚約記念品の交換や両家への挨拶を丁寧に行えば、結婚へのけじめを作れます。
特に北海道では、しきたりそのものより「両家が無理なく集まれるか」が現実的な課題になりやすいです。札幌近郊で完結する結納と、道東・道北・道南から家族が移動する結納では、同じ略式でも準備の重さが変わります。形式を決める前に、誰がどこから来るのか、宿泊が必要か、冬の移動を避けられるかを先に見ておくと、両家の納得感が高まります。
まず決めたい形式
北海道で結納を考えるときは、正式結納、略式結納、顔合わせ食事会のどれにするかを早めに決めます。親世代が伝統的な結納を望む場合は結納品や結納金を用意し、ふたりと両家が負担を抑えたい場合は、食事会に婚約記念品の披露を組み込む形もあります。
| 形式 | 向いているケース | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 正式結納 | 親族のしきたりを重視したい | 仲人、結納品、受書、移動の負担 |
| 略式結納 | 儀式性を残しつつ現実的に進めたい | 会場、進行役、結納返しの有無 |
| 顔合わせ食事会 | 両家の親睦を優先したい | 婚約記念品の披露、会食費、服装 |
判断に迷うときは、親へ「結納という儀式を残したいのか、両家が集まって婚約を確認できればよいのか」を聞くと整理しやすくなります。言葉は似ていても、親が望んでいるのは結納品一式ではなく、改まった挨拶や記念写真、相手家族への礼儀である場合もあります。
道外出身の家族がいる場合
北海道同士の結婚でも、親や祖父母の出身地が本州、関西、九州などの場合は、その地域の結納観が残っていることがあります。片方の家は「食事会で十分」と考え、もう片方の家は「結納金や結納品が必要」と考えることもあります。
この場合は、どちらかの地域の作法を一方的に採用するより、両家が納得できる折衷案を探しましょう。結納品は簡略化し、結納金や婚約記念品は用意するなど、意味を残しながら負担を調整できます。
道外の家族が来る場合は、結納の流れを事前に共有しておくと安心です。北海道側では会費制結婚式やカジュアルな顔合わせに慣れていても、相手側は「結納金を渡す場」「婚約指輪を披露する場」「親が正式に挨拶する場」と捉えていることがあります。当日の進行を短いメモにして、挨拶、記念品披露、写真、会食の順番を伝えておくと、温度差が表に出にくくなります。
道内移動を前提に場所を決める
北海道では、会場の格だけでなく移動時間の公平さが大切です。片方の家だけが長距離移動をする形になるなら、宿泊費や会食費で調整する、移動しやすい都市を中間地点にするなど、負担の見え方まで話しておきましょう。
| 家族の状況 | 会場選びの考え方 | 注意したいこと |
|---|---|---|
| 両家が札幌近郊 | ホテル、料亭、個室レストランから選びやすい | 顔合わせ寄りでも個室と写真撮影の場所は確保する |
| 片方が道東・道北・道南 | 前泊しやすい駅近くやホテル内の会場を優先する | 冬季は移動遅延を前提に開始時間を詰めすぎない |
| 道外から家族が来る | 空港、駅、宿泊先からの移動が分かりやすい場所を選ぶ | 結納品の持参が大変なら事前配送や会場預かりを相談する |
遠方移動と日程の決め方
北海道は移動距離が長くなりやすいため、結納や顔合わせの日程は交通手段と宿泊の有無まで含めて考えます。札幌、旭川、函館、帯広、釧路など、両家の住まいが離れている場合は、どちらか一方だけに負担が偏らない場所を選びましょう。
冬季は天候による交通の乱れも考えられます。雪の時期に行う場合は、開始時間を早めすぎない、前泊を検討する、オンラインで事前打ち合わせをして当日の確認事項を減らすなど、余裕のある計画が安心です。
日程候補を出すときは、大安や友引などのお日柄だけでなく、航空券や宿泊費が高くなりやすい連休、観光シーズン、仕事の繁忙期も見ます。お日柄を優先しすぎて移動が厳しくなるより、両家が落ち着いて参加できる日を選んだほうが、結納の印象は良くなります。
北海道の結納金は「調査平均」だけで決めない
結納金を用意するか、金額をいくらにするかは家庭差があります。2024年調査では北海道の結納金額の回答者が3人しかいないため、掲載平均を地域相場として一般化するのは適切ではありません。北海道だから一律に少ない、多いと考えず、両家の希望、結婚式費用、新生活費用、婚約記念品とのバランスで決めます。
結納返しも同じです。結納金を受け取る場合は、現金で返すのか、時計やスーツなどの記念品にするのか、そもそも返しを省くのかを確認します。曖昧にすると後から気まずさが残りやすいため、ふたりが早めに橋渡しをしましょう。
北海道では結婚式が会費制になるケースもあるため、結納金、結婚式費用、新生活費を別々に考えると全体像が見えにくくなります。結納金を多めにする代わりに新生活支援を兼ねるのか、結納は控えめにして家具家電や引越し費用に回すのか、両家が「何のためのお金か」を共有しておくと誤解を防げます。詳しい費用感は結納の費用も合わせて確認してください。
結納品を簡略化する場合
北海道で略式にする場合、結納品をフルセットにせず、目録、結納金、婚約記念品を中心に整えることがあります。品数を少なくしても、目録や受書を用意すると儀式としての区切りが出ます。
結納品店や会場に相談すると、地域にこだわりすぎない現代的な略式セットを提案してもらえる場合があります。両家が「簡略でも失礼ではない」と納得できる形にすることが大切です。
会場選びのポイント
北海道で結納や顔合わせを行う場合は、移動しやすい駅周辺のホテル、個室のある料亭、結婚式場、レストランが候補になります。遠方から来る家族がいるなら、宿泊できるホテルや駐車場のある会場が便利です。
結納品を置く台、個室の広さ、写真撮影の場所、会食への切り替えができるかも確認しましょう。顔合わせに近い形でも、個室で落ち着いて話せることは両家の安心につながります。
予約時には「結納または顔合わせで使いたい」と伝え、席順、挨拶のタイミング、料理提供の開始時間を相談します。遠方の家族が到着してすぐ会が始まると慌ただしくなるため、開始前に荷物を置く時間や身だしなみを整える時間も見込んでおきましょう。食事会中心にする場合は、両家顔合わせの流れを参考にすると進行を組みやすくなります。
服装は「少し改まる」基準で合わせる
結納を簡略化する場合でも、普段着に近すぎる服装は避けたほうが無難です。男性はスーツ、女性はワンピースやスーツ、親も落ち着いた装いを目安にし、両家で格をそろえます。
雪道や長距離移動がある時期は、靴や防寒具にも配慮しましょう。会場内で写真を撮る場合は、コートを脱いだ状態の装いが整っているかを確認しておくと安心です。
北海道で行き違いを防ぐ確認リスト
北海道の結納は、簡略化する家庭もあれば、しきたりを重視する家庭もあります。地域名だけで判断せず、両家の希望を具体的に聞き取りましょう。
- 結納を行うか、顔合わせ食事会にするか
- 結納金、結納返し、婚約記念品の有無
- 結納品を用意する場合の品数と形式
- 道内移動、宿泊、冬季の交通リスク
- 会食費や交通費の負担
- 道外出身の家族が望むしきたり
両家へ確認するときの聞き方: 「北海道では簡略にすることも多いみたいだけれど、両家として残しておきたい形はありますか」と聞くと、しない前提にも、する前提にも寄りすぎずに話し合えます。
北海道の結納でよくある質問
北海道では結納をしないのが普通ですか?
顔合わせのみを選んだ回答が85.2%と多い傾向はありますが、結納をしないことが地域の規則ではありません。両家が婚約の節目として何を望むかを確認し、結納、略式結納、顔合わせから選びます。
北海道の結納金はいくらですか?
最新調査は結納金額の回答者が3人と少なく、信頼できる標準額を示せません。金額から決めず、現金を用意する目的、返礼の有無、新生活への援助との区別を両家で先に話し合ってください。
参考にした情報
- ゼクシィ結婚トレンド調査2024 北海道(実施率、標本数、結納金回答数を確認)
- リクルート ブライダル総研「結婚トレンド調査」(調査対象と調査方法を確認)
- 全日本冠婚葬祭互助協会「全国の結納・しきたり」(歴史的な地域差の参考。現代の家庭へ一律には適用していません)