プチギフトはお見送りの感謝を伝えるもの
プチギフトは、引き出物とは別に、披露宴や二次会の最後に新郎新婦からゲストへ直接渡す贈り物です。短い時間でも一人ひとりに「来てくれてありがとう」と伝えるきっかけになります。
主役は品物そのものではなく、手渡す時間です。見た目のかわいさだけでなく、受け取ったゲストが持ち帰りやすいか、帰宅後に困らないかまで考えると満足度が上がります。
相場は一人あたり数百円で考える
プチギフトは一人あたり数百円程度で用意されることが多く、ゲスト人数が多いほど総額に差が出ます。単価だけでなく、ラッピング代、紙袋代、送料、持ち込み料を含めて見ておきましょう。
たとえば80名に300円の品を用意すると品物代だけで24,000円です。そこに予備分、配送費、持ち込み料が加わると総額が変わるため、最初に上限を決めておくと選びやすくなります。
品物のタイプを比較する
プチギフトは食品、飲み物、日用品、縁起物などに分かれます。ゲストの年代や季節、帰り道の荷物量を想像して選びましょう。
| タイプ | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| 焼き菓子・チョコ | 幅広い年代に渡しやすい | 夏場は溶けやすさ、賞味期限を確認する |
| 紅茶・コーヒー | 軽くて持ち帰りやすい | 好みが分かれるため香りの強すぎるものは避ける |
| 入浴剤・ハンドクリーム | 実用性を重視したい | 香りや肌質に合わない人がいる |
| 縁起物・地域の品 | ふたりらしさや地元感を出したい | 説明がないと意図が伝わりにくい |
食品を選ぶなら賞味期限とアレルギーに注意する
食品は喜ばれやすい一方で、賞味期限、保存方法、アレルギー表示を確認する必要があります。式の数日前に搬入する場合、常温保管できるか、会場で保管できるかも大切です。
手作りのお菓子は気持ちが伝わりますが、衛生面や持ち込み条件で断られることがあります。手作りにしたい場合は、会場のルールを確認し、市販品や専門店の商品も候補に入れて比較しましょう。
避けたいプチギフトも知っておく
重いもの、大きいもの、割れやすいもの、においが強いもの、使い道が限られる名前入り雑貨は、ゲストによって負担になることがあります。遠方ゲストや二次会後に移動するゲストが多い場合は特に注意が必要です。
ふたりの写真や名前を大きく入れる場合は、記念品として残したい人と使いにくいと感じる人が分かれます。名入れをするなら、タグや小さなメッセージカードに留めると受け取りやすくなります。
必要数はゲスト人数より少し多めに用意する
プチギフトは基本的にゲスト一人に一つ渡します。夫婦や家族で一つではなく、席に来た人数分で考えると配り漏れを防ぎやすくなります。
当日の欠席や追加、スタッフへのお礼、破損に備えて、数個から一割程度の予備を持つと安心です。予備を増やしすぎると余りやすいため、賞味期限の長い品を選ぶと無駄になりにくくなります。
渡すタイミングはお見送りが基本
披露宴では、退場後のお見送りで一人ずつ手渡す流れが一般的です。新郎新婦が並び、ゲストに声をかけながら渡すことで、短いながらも直接感謝を伝えられます。
二次会では受付で渡す、出口で渡す、ゲーム景品と混同しないように別で渡すなど、会場の導線に合わせます。出口が混みやすい会場では、スタッフに配置や置き場所を相談しましょう。
ラッピングは持ちやすさを優先する
見栄えのよいラッピングは写真にも残りますが、袋が開きやすい、リボンがほどけやすい、形が不安定なものは当日扱いにくくなります。片手で渡せる大きさか、かごに並べたときに倒れにくいかを確認しましょう。
サンキュータグや小さなカードを添えると、シンプルな品でも気持ちが伝わりやすくなります。メッセージは長文より「本日はありがとうございました」など短く読みやすいものが向いています。
会場への持ち込み条件を確認する
外部で購入したプチギフトを持ち込む場合、持ち込み料、搬入日、保管場所、食品の可否を確認します。特に食品は、会場によって衛生管理上のルールがあります。
搬入時は、数量、箱数、破損の有無、当日どこに置くかを会場担当者と共有します。お見送り用のかごやトレーを自分たちで用意する必要があるかも確認しましょう。
季節に合わせると印象に残りやすい
春は桜や花のモチーフ、夏は冷たい飲み物に合うお菓子、秋は焼き菓子や和の素材、冬は温かい飲み物や入浴剤など、季節感を入れると選びやすくなります。
ただし夏場のチョコレート、冬場の割れやすい瓶、雨の日に濡れやすい紙包装など、季節ならではの弱点もあります。見た目と実用性の両方を見て選びましょう。
引き出物との役割を分ける
引き出物は披露宴に参加したゲストへの正式なお礼で、プチギフトはお見送りの小さな感謝です。プチギフトを豪華にしすぎるより、引き出物や料理とのバランスを崩さないことが大切です。
親族や上司には引き出物でしっかりお礼をし、プチギフトは全員共通の軽い品にすると準備が複雑になりにくくなります。贈り分けをする場合も、見た目に差が出すぎないようにしましょう。
注文前に実物サイズを確認する
ネット注文では写真だけで大きく見えることがあります。実物サイズ、重さ、包装後の寸法、賞味期限、納品形態を確認し、可能ならサンプルを取り寄せましょう。
届いた状態のまま渡せるのか、自分たちでタグ付けや袋詰めが必要なのかも重要です。手作業が必要な場合は、式直前ではなく余裕のある時期にまとめて作業する予定を入れておきます。
お見送りで手渡しする場合は、片手で渡しやすいか、ゲストがバッグに入れやすいかも大切です。引き出物と一緒に持つ人もいるため、重さや割れやすさまで確認して選びましょう。